マリア・アム・ゲシュターデ教会~ホーエンマルクト~ローマ時代の遺跡~ルプレヒト教会~旧市庁舎
リンク集
マリア・アム・ゲシュターデ教会(ドイツ語)
ローマ時代の遺跡(ドイツ語)
ルプレヒト教会(日本語)
ウィーン滞在3日目の今日は、旧市街の北半分を回った後、午後一杯かけて美術史博物館を見る予定です。幸い天気は晴。明るい気分で出発します。
これは、ホテル近くの陸橋の装飾です。19世紀末の建築だそうで、手を抜かずにきっちり装飾を付けていますね。
まずは先日写真が撮れなかったマリア・アム・ゲシュターデ教会の内部です。すっきりとして明るい雰囲気ですね。
こちらは主祭壇上部の装飾。ステンドグラスも美しく浮かび上がります。
続いて、ホーエンマルクトへ。でも、これがなんの記念物なのか、わからないんです…。
そして、多分ウィーンで最も古い建造物、ローマ時代の遺跡跡へ。入り口がわからなくてあちこち行ったり来たりしましたが、モダンな建物の1階にあるグリーンショップの店内の階段を降りたところにありました。
これは、ローマ時代の住居の床下にあたる部分です。横向きに空いている穴は床下の換気口で、下水道もあったようですね。
社会科見学の地元の小学生たちと一緒になってしまって、にぎやかな見学になりました。
こちらは、同所で発掘されたローマ時代の彫刻の一部。同じ頃、日本では弥生時代の農耕生活を行っていた訳です…。
当時の市街地を現す地図です。左上の茶色い四角が当時のウィーン市街地。右の説明文中に「VINDOBONA」(ヴィンドボナ)とありますが、これが当時の呼称で、変化してウィーンになった訳です。
ウィーン市街の右端、白い文字の書かれた道路の右下に3軒、少し白い色に書かれた建物がありますが、これが2つ上の写真の、床下が残っている建物の位置です。ホーエンマルクトは、その頃のウィーンの目抜き通りだった訳です。
市街地を外れた右下、川をはさんで教会のマークが描かれていますが、これが今のシュテファン大聖堂の位置。ローマ時代からすでに何らかの聖なる場所だったようです。
こうした知識は、川向正人著『ウィーンの都市と建築』(丸善,1990)から得ました。ウィーンに関心があるなら、この本は一番のお薦めです。この本がなければ、こんなにウィーン旧市街を楽しむことはできなかったでしょう。絶版なので、スーパー源氏等で地道に探してください。
ローマ時代から現代に戻って、これはホーエンマルクト近くのアンカー時計。この時計、11時になるとグロッケンシュピールと共に、ウィーンの歴史上有名な人物が、順々に現れるんですね。あと10分待っていれば、それが見られたのでした。残念!!
ホーエンマルクトから少し北に入って、現存するウィーン最古の教会といわれる、ルプレヒト教会に出ました。
正確にいつ建てられたのかははっきりしませんが、土台の石はローマ時代のもので、13世紀にはすでにウィーン最古の教会と考えられていたようです。
お昼になったし、ルプレヒト教会向かいの画廊兼美術ショップで大きなポスターを買い込んだりしたので、いったんホテルに戻ることにしました。これは、その道すがら撮った、ウィーン旧市庁舎の入り口です。