信州に春の訪れを告げる、福寿草が咲きはじめた。
信州の冬はとても長い。これまで3回の冬を過ごしてきたが、年を経るごとに長く感じる。それは、道路が至る所閉鎖されていて山中に入りにくく、入ったとしてもあまりの寒さに堪え切れずすぐに下山してしまうからであろう。一応スキーもスノーシューも持ってはいるのだが、今ひとつ、冬の山を楽しめないでいる。やはり、花と緑は、私には欠かせないものらしい。
四賀村、赤怒田の福寿草は、春の訪れを告げる花として有名である。自生の福寿草が、雪の残る斜面の至る所に咲き乱れる。残念ながら村の観光イベントと化してしまった感が無きにしもあらずだが、自生であるにも拘らずこれだけの規模で咲く風景は、やはり一見の価値があるだろう。松本から車で30分ほどの近場でありながら今まで訪れなかったことを、少しばかり後悔している。
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