白馬・落倉自然園の水芭蕉 - 信州四季の風景

平成19年 4月21日 12時58分　白馬・落倉自然園の水芭蕉

白馬に落倉自然園という水芭蕉の名所があるというので行ってみた。

大きな観光名所という訳ではなく、車で危うく通り過ぎそうになった位、ひっそりとした自然園で、周囲をペンションや住宅などに囲まれて、奇跡的に取り残されたという感じがする。リンク先にある通り、落倉水芭蕉という二枚の花苞（かほう）を持つ品種があるそうだが、素人目にはちょっと見分けがつかなかった。それ程広い訳ではないのだが、一面に咲く水芭蕉には目を奪われた。

何気ない所に水芭蕉園がある。信州はそんな所なのだと、改めて感じた。

おぼぼしく君を相見て菅（すが）の根の長き春日（はるひ）を戀ひ渡るかも
　不明 公乎相見而 菅根乃 長春日乎 孤悲渡鴨
　はっきりとあなたにお逢いできなくて、この長い春の一日を恋いつづけています。（萬葉集 巻十 1921）

撮影場所は