安曇野に春を告げる
さだまさしがアルバム『風のおもかげ』収録の「安曇野」の中で、
山を染めた白が山葵の花に色を移した
と歌った白い花である。
山葵が咲く頃から色々な花が咲き始め、ようやく春らしくなってくる。今年は特に春が遅く、山葵と同時に梅が咲き始め、桜の枝先は蕾ですっかり赤くなってきた。
君がため山田の澤に
爲君 山田之澤 惠具採跡 雪消之水尓 裳裾所沽
あなたのために山田の沢でエグを採むとて、雪どけの水に裳裾がぬれてしまいました。(萬葉集 巻十 1839)
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