今年は雪が多い。12月3日に3cm程積もったのを皮切りに雪の日が続き、穂高では15cm程の積雪となっている。尤も日本海側の雪と違って乾燥しているので、服が濡れることもなく、歩いていて愉快な位ではあるが。
四度続けて山の写真では辟易してくるかも知れないが、常念岳(2857m)と右は横通岳(2767m)である。常念の山頂に少し雲が掛かったように見えるのは雪煙、恐らく風が吹き荒んでいるのであろう。
写真下、赤屋根の建物は長野県立こども病院だが、この辺りまで下がると周囲の田畑にも殆ど雪がない。同じ安曇野でも、山麓と中央部とでは雪の降り方が全く違うことが見て取れる。
やはり冬は雪が降らねば様になるまい。今年は冬が楽しめそうである。
み越路(こしぢ)の雪降る山を越えむ日は留れるわれを懸(か)けて偲(しの)はせ
三越道之 雪零山乎 將越日者 留有吾乎 懸而小竹葉背(萬葉集 巻九 1786)
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